AAAの「Way of Glory」ツアー
disguiseがプロジェクションマッピングを手掛けた、J-Popバンド AAAのアリーナツアー「Way of Glory」が始まった際、そこには、ステージを埋め尽くすほどのLEDディスプレイが使用されました。
プロジェクションマッピングを手掛けた、J-Popバンド AAAのアリーナツアー「Way of Glory」が始まった際、そこには、ステージを埋め尽くすほどのLEDディスプレイが使用されました。
このアリーナツアーでの特徴は、4x4proで稼働する3の移動型LEDスクリーンでした。また、Kinesysを使ってこのスクリーンは自動制御されており、その位置情報はdisguiseに送信されています。
ロサンゼルスに拠点を置くコンテンツクリエイター、POSSIBLEのRoy Chung氏は、「弊社がdisguiseで行ったことのひとつに、IMAG /たとえば、マットや透明ゾーンを取り入れただけでなく、頭上に重ねることができる反射やライティングパスを強調して、コンテンツを作成しました。ライブカメラは、映像の上から下ろしてくるだけでなく、ステージの要素としてこれらのレイヤーの間に組み込むことができます」と話しました。
Roy氏によると、直接マッピングと並列マッピングを組み合わせていたため、並列マッピングされた大きなステージを移動する際に、一部の映像コンテンツが画面上でスムーズに投影されない可能性がありました。
Roy氏は、disguiseによってライブがより良いものになったと話し、さらに「さまざまなモードやマッピングを統合する機能に加えて、自動化データを統一してビジュアライザーで事前に表示することができ、映像コンテンツを通じて他にはないライブ空間に仕上げることができたと思います」と付け加えました。
プリプロの最中に、スクリーンの自動化は事前にdisguiseに記録されていたので、Roy氏のチームは、データを読み込んで仕上がりを確認できるようになるまで待つことなく、ビジュアライザーで映像コンテンツを再生してテストすることができました。
ヒビノ株式会社のdisguiseシステムのオペレーターである藤澤 豊一(ふじさわ とよかず)氏は、disguiseのソリューションがなければ、Kinesysと統合してスクリーンの自動化やパースペクティブ・マッピング(遠近感のある画像のマッピング)を実現することはできなかったと考えており、「Kinesysのシステムからスクリーンの位置データをリアルタイムに取得し、スクリーンの動きと映像コンテンツを同期させました。パースペクティブ・マッピングを採用したことで、他では見ることのできない空間になりました」とコメントしました。
藤澤氏は、「disguiseのおかげで、コンテンツを実に正確にスムーズに管理することができ、エンジニアとして大変助かりました。今回、disguiseと Kinesysを統合するという技術的な課題に対応するために、イギリスのスタッフが日本チームと話し合いを重ねる中で、ツアー「Way of Glory」に向けて本当に多くの方々に助けられました。disguise APAC支社のKevin Li氏にもリハーサルに駆けつけていただき、プロジェクションマッピングに関する問題を解消した上で、ライブ初日を迎えることができました」と締めくくっています。
disguise APAC支社のKevin Li氏にもリハーサルに駆けつけていただき、プロジェクションマッピングに関する問題を解消した上で、ライブ初日を迎えることができました」と締めくくっています。
「Way of Glory」のツアーディレクターであるShow Designの井實 博昭(いじつ ひろあき)氏、ビデオディレクターである有限会社オレンジカラーのの小川 竜朗(おがわ たつろう)氏、KinesysオペレーターであるSatoru Yamada氏に加え、サーバーを手配いただいたヒビノ様とオレンジカラー様にこの場を借りて感謝申し上げます。
機器
- 4x4pro
- さらに詳しく
クレジット
- ツアーディレクター
- 井實 博昭 (いじつ ひろあき) - Show Design
- ビデオディレクター
小川 竜朗(おがわ たつろう) - 有限会社オレンジカラー
- Kinesys オペレーター
Satoru Yamada
- disguise サーバープロバイダ
ヒビノ株式会社 & 有限会社オレンジカラー
- コンテンツ作成
Roy Chung - POSSIBLE
- disguise オペレーター
藤澤 豊一(ふじさわ とよかず) - ヒビノ株式会社